よくある質問

木の家はメンテナンスが大変そうだけど。

木を使ったからと言って特別なことは必要ありません。

掃除は普通に掃除機、モップ等で掃除して頂いて結構です。洗剤は使わず、空拭きか水拭きをして下さい。 年月が経つにつれて工場製品にはない、落ち着いたよい風合いになってきます。
工場製品は工場出荷時が一番きれいですが、年月と共に劣化していきます。木をはじめ自然素材は確かに汚れや傷は付きますが、年月と共になんともいえない味わいが出て来ます。柱の傷もまたお子さんの成長の思い出ともなります。
よく工場製品でメンテナンスフリーなどとうたっていますが、はたしてそれがよいことなのでしょうか?ほかの物でもそうですが、やはり物は手入れしただけ長持ちします。車も時々洗車してワックスをかけると長持ちします。靴や鞄の革製品も時々汚れを取って、革用クリームで拭いてやると長持ちして、使っていくうちいい色になって愛着が出て来ます。木の家も同じことです。ご家族で時々掃除をして、ワックスを塗ったり、外部の塗装をしたりしてメンテナンスすることで、より長持ちしますし、味わいが出てきます。「自分の家が一番」という愛着も湧いてきます。お子さんにも物を大切にする心が自然と培われと私たちは考えています。 また私たちが使っている床の塗料は木の呼吸を妨げず、安全な自然塗料を使っていますので安心です。

木は建てた後からも割れたり、歪んだりすると聞いたけど大丈夫ですか?

確かに木は建てた後も湿気を吸ったり吐いたりしています。

湿度の高いときは湿気を吸ってくれますし、逆に低いときは湿度を放出します。冷暖房による急激な乾燥では木は割れたり歪んだります。このことは木の良いところでもあり、欠点でもあるのです。
出来る限りこの割れや、歪みを少なくするには乾燥材を使用することが不可欠です。乾燥材を使ったからといって割れや歪みや隙間をまったくなくすことは不可能と言っていいでしょう。割れや歪みや隙間は木が呼吸している証拠なのです。
石油から造られる「ツルピカ」の工場製品に囲まれ、窓を閉め切り空調に頼って、自然と隔絶した生活をしていると、自然のことが、欠点のように思われがちです。割れたり隙間ができたりしても構造的に問題はありません。
「木の家に住む」ということは「自然と共に生きる」という本来の人間の暮らしを取り戻すことではないのでしょうか。

木の家がいいのはわかるけど、高いんでしょう?

木は決して高い材料ではありません。

一般的な住宅の場合、木材費は工事費全体のわずか10%ほど、2000万の家で200万程です。 最近は高級車でなくても200万くらいしてしまいますよね?みなさんは何年くらいで車を買い替えてますか? 40年~50年もの年月をかけて建築材料として使えるようになって、この先何十年もの間我が家を支える材料がこの値段です。
現在木材の値段は約35年前の値段と一緒です。林業がなりたたず山が放置されている理由はここにあります。わが国の林業が抱える問題なのです。 木がけっして高い材料ではないことがみなさんわかっていただけたことと思います。
当社の場合製材・乾燥・設計・施工を一貫して行うため、同規模の一般在来工法による住宅に比べて、天然無垢の木材を2倍~2.5倍使用しています。 天然無垢の木材2倍以上使用の住まいでも、当社では坪45万から建築可能です。他社とは、天然無垢の国産材の使用量が違います。

最近あちこちで「木の家」ってコマーシャルしてるけど?

ただ木を使っていればいいというものでもありません。

最近どこのハウスメーカーでも木の家をコマーシャルしてますけどよくみてください。接着材で張り合わせた合板や集成材ではないですか?また安価な輸入外材ではないですか? 利益重視の家つくりでは国産無垢材はなかなか使ってくれません。
「適材適所」という言葉もあるように、木も使い方や樹種の選択を誤るとわずか十数年でボロボロになってしまいます。 当社では、地元で三代続いた材木屋の長年の経験や知恵を活かし、木材の伐採、製材の段階から家つくりを考えています。
伐採現場や製材工場の見学も随時行っています。ご覧になりたい方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。

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木の家=和風のイメージがあるけれど?

木という素材を使って、これからの住まいの外観や空間の設計を提案しています。

もちろん伝統的な落ち着いた和風のすまいから、さらにお客様のさまざまなニーズにお応えすべく、木のよさを生かす経験や知恵を生かしての設計を提案しています。
近年首都圏の大型商業施設や飲食店等の現代建築にも積極的に木材が使用されています。 また木造校舎も見直され、子供達の精神的な安定や素足での学校生活で「偏平足の子供が減った」なんてことも言われています。 さらにコンクリートと木造の住まいでは10数年もその中で生活する人の寿命が違うという大学の研究結果もあります。 木という自然素材の魅力がやはり人を引きつけ、人の心と体にやさしい素材なのです。

冬暖かく、夏涼しい家って?

ここ10年あまり住宅産業界は高気密・高断熱による省エネを進めてきました。

高気密・高断熱の家は確かに少ないエネルギーで室内を快適な温度に保つことができるので、省エネルギーの観点からも推奨されています。しかし高気密化が進んだ結果、隙間のない室内で、新建材から発生されるホルムアルデヒドをはじめとするさまざまな化学物質によるシックハウス症候群や、室内に発生する結露や、カビによる室内汚染などが問題となっています。
最近の工法は、経済性や工期短縮の理由から木造でも、柱を覆ってしまう大壁工法が主で壁の内部に湿気がこもり、通気と断熱施工の不十分なものは、壁の内部で結露を起こし、大切な家を支える柱が湿気によって腐朽菌が繁殖して腐ってしまったり、湿気を好むシロアリの温床になってしまいます。これらの問題解決しながら快適性を得るためには、結露のしくみをしっかりと理解した断熱計画と施工、室内と構造体及び壁内部が通気できるような工法の工夫が必要です。室内の壁は湿気を通す材料でつくること、さらには冬の締め切った室内空気を計画的に換気すること、夏の暑さの原因となる屋根面の断熱と小屋裏(天井裏)の効率的排熱が不可欠です。
また現代の気密性の高い住宅の室内の仕上げは、吸湿性や調湿性があり化学物質の発生しない木、土、紙など自然素材を多く用いることも大切です。 最近は窓の小さな家や、屋根の庇の出(軒先)が短い家が多くなってきましたが、夏の暑さには機械的なものだけに依存するのではなく、風通しのよい間取りとすることや、夏の日差しはできるだけ庇(軒)を深く(長く)して日陰をつくることなども大切です。伝統的な民家にみられる開放的な間取りや縁側、土間などの空間をすまいに取り入れるなど伝統の知恵を住まいづくり取り入れたいものです。
私たち人間も自然の中の生物であり、四季のはっきりした美しい自然に恵まれた日本に暮らしています。 なにより、四季のうつろいを感じながら自然と共に暮すというスタンスが必要なのではないでしょうか?

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